全日本アタマ連盟公式BLOG

全日本アタマ連盟の公式ブログです。アタマのイベント・技術情報を発信していきます。

6月9日、世界が動く

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 みなさん、ハダカになっていますか?卓上のハッケヨイです。

 今日はみなさんに、重大なお知らせがあります。とはいえ、もうみなさん薄々ご存じかとは思います。

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(twitterより引用)

来るべき6月9日(日)、アタマのイベント開催が決定しました!!

気になる、ゲストは、こちらの方々です。

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ZERO@MAXBET

著書「ゼロ秒思考の麻雀」で御馴染みの、天鳳最高十段プレイヤー。鉄鳴きの麒麟児シリーズの新作「キリンジゲート」に登場中。

 

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御崎 千結

日本プロ麻雀協会16期前期所属。「みさきち」の愛称で知られる若手人気女流プロ。

 

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高田 まさひろ

「黙れ素人」の名言で知られる麻雀系YouTuber。麻雀スクイズ店長。

 

以上三名の超豪華ラインナップでお送りいたします。詳細は以下になります。

 

イベント日:2019年6月9日(日)

 

開催時間:13時~

 

場所:金山スクイズ

 

参加費:2000円

(事前に参加申請をお願いいたします)

 

参加方法:全日本アタマ連盟へのDM、もしくはスクイズへの電話予約をお願いいたします

twitter.com

 

内容:二部構成になります。

第一部:エキシビジョンマッチ+トークショー

ゲスト3名の、動画撮影を含めた公開対局になります。参加者の皆様にはその模様を御見学戴き、「アタマとはどういった麻雀なのか」を掴んで戴きたいと思います。ゲストからの意気込みを受けた上で全3半荘を予定しています。だれが勝つかを予想してゲストからの特典をゲット!その後にはゲストを囲んでのトークショーを開催します。

 

勝ちアタマ投票特典一覧はこちら

ZERO@MAXBET:著書進呈!!

御崎 千結:ツーショットチェキ撮影!!

高田 まさひろ:スクイズゲーム券進呈!!

 

第二部:ゲストフリー対局

ゲストと参加者の皆様で、開催場所であるスクイズルールでのアタマの対局をお楽しみ戴けます。参加特典としてゲストの方との優先対局、3半荘をゲーム代無料とさせて戴きます。また、ゲストからのハダカロン和了限定特典!!

 

シークレットゲスト


【麻雀】カッコイイロンアガり

豊橋から、あの有名YouTuberが緊急参戦!?詳細に期待!!

 

皆様の御来駕、心よりお待ちしております。ゴッツァンデス!

このハダカ単騎には魔法がかけてある

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敗北の味はいつだって熱くて苦い

 みなさん、今日も裸になっていますか?卓上のハッケヨイです。

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 画像を探していてたまたま見つけました。どうやら四人打ちのようですが、たぶんこれは漫画誌上最古の5センチ図だと思います。令和を翔けるアタマヘッズのみなさんならこれ、打f:id:AllNipponAtama:20190410044059p:plainの一手ですね。ここから道中を意識するのはあまりにも心が弱いと思いませんか?しかしそれでも、とりあえずのシャンテンを取ってしまう気持ち、よくわかります。上手のアタマ猛者にボコボコにされている時なんて特に。

 このGW、日本各地で様々なアタマセットが開催されました。アタマ元年に相応しい慶事であると厚く御礼申し上げます。

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(いずれもtwitterより引用)

 しかし、光があれば影がある。喜びがあれば悲しみがある。勝ちアタマがあれば負けアタマがある。名人に名手なし、しかしアタマに物の上手あり。アタマ猛者の最たる条件は「ちっともハダカに振らないこと」です。考えてみればこれは当然で、終盤にもつれこめば初牌はほんの2、3種類しか残っていませんから守備を意識していれば5センチからでもベタオリができる。それがアタマというものです。上手にボコボコにやられた負け犬アタマのみなさんはこう思うでしょう。「このアタマ野郎に何とか一泡吹かせられないものか」と。ここに朗報です。スカした顏をしたあのライバルから直撃を取ることができる方法が確かにあります。今回はGW特別企画、最強の裸単騎をみなさんにお伝えしようと思います。

勝つために越えなければならない渓谷

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 「何でこの人聴牌取ってんねん。それ和了ってどないなんねん」みなさんの心の中の関西人がそうツッコンでいるかもしれません。ぐっと堪えて下さい。もう、みんな3センチなんです。2種3牌いずれも生牌。誰にも危険牌を打ちたくはないのです。人間には時として、泣きたくなるくらい情けない時が必ずある。人生の11時台は、どんな人にも訪れる。キンコンの西野がそう言っていました。間違いありません。

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 艱難辛苦と恥辱の聴牌の前に、3センチの上家からポロリとf:id:AllNipponAtama:20190410042012p:plainが零れ落ちます。あなたはきっとその時、心の底から安堵します。やっと、やっとここでこの一局が終わる。これでいましばらくは役満の足音に怯えずに済む。思わず口から飛び出しそうになる「ロン」の声。しかしね、そこを呑みこむんです。本番はここからです。

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 あなたが口にすべき言葉は「ロン」ではありません。明日を省みる事のない無頼のアタマヘッズであるみなさんにはもうお分かりですね。勇気を持って声を出しましょう。高らかに。そして鮮やかに。腹に力を入れて。

「アアアアタマァ!」

必殺の偶機金縛り待ち

 ここで本題、アタマの世界でハダカの競り合いに猛威を振るう必殺技「偶機金縛り待ち」の紹介です。あなたは今、f:id:AllNipponAtama:20190411144232p:plainをぶち押しました。残る相手は3センチ3センチ。残り少ない初牌であるf:id:AllNipponAtama:20190411144232p:plainは問答無用でアタマされます。そしてアタマ者からまたもや打ち出される初牌で、おそらくもう一人も聴牌することでしょう。全員がハダカ、いわゆる羅刹の領域ですが構うことはありません。あなたは今まで怯えに怯えたお蔭で、とんでもないアドバンテージを手に入れたのです。

 順を追って考えてみましょう。

ⅰ.先にハダカになったあなたに、ロックオン牌を残して生牌を打つことは不可能。

ⅱ.よって2人の相手は、おそらくは『残った数少ない生牌』で待ち取りをしている。

ⅲ.何を引いても、2人には待ちを変える余裕がない。

ⅳ.あなたは、もうほぼ振る事のないf:id:AllNipponAtama:20190411144232p:plainからいつでも待ち変えができる。

ⅴ.あなたが引いてくる牌は、ほぼ2枚切れの牌である。(枚数構成から明らか)

ⅵ.誰も生牌を打って偶然の2枚切れ待ちを止める事はできない。

 ご理解戴けたでしょうか?競りに競っている局面であなたが次に引いてくる2枚切れの誰かの現物。一旦はそれで待ってしまえばもう誰にも止めようがないのです。びびりにびびった故の瓢箪から駒。これが「偶機金縛り待ち」です。

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 信じるか信じないかは、貴方次第。「このハダカ単騎には魔法がかけてある」。憎っくき浦部にその一言、かましてみたくはありませんか?

コウイチTVは面白い、これはガチ

 では最後に、東京から意気揚々とやってきた1人の若者の鼻持ちならない一言でしめくくりましょう。

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(twitterより引用)

次は倒す。これは絶対だ。

 それではみなさん、またお会いしましょう。ゴッツァンデス!

高めツモり四暗刻

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その常識を疑え

 みなさん、今日も裸になっていますか?卓上のハッケヨイです。

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 良く訓練された熟練のアタマヘッズであるみなさんは、慣れ親しんだ役満と問われればまず第一に「ハダカ」を挙げることでしょう。全日本アタマ連盟公式ルールでは、

七対子は面前四翻役、食い下がり二翻役

・裸単騎七対子(六副露したもの)は役満

と規定しています。もうおなじみのものですね。しかし、既存の麻雀に飼い慣らされた良識ある方々はこう言って眉を顰めます。

七対子は面前役じゃないの?」

 さてその疑問、まずは各競技プロ団体のルールから有識者のご意見を拝聴致しましょう。

最高位戦日本プロ麻雀協会

第58 条 二翻役
1 ダブル立直◎
2 連風牌
(中略)
12 七対子◎(基本点は、散家1,600 荘家2,400)

(中略)

(注)◎は門前役満による。

最高位戦日本プロ麻雀協会競技規定より引用)

日本プロ麻雀協会

第55条 二翻役

 ①ダブル立直 純粋な第一巡目での立直
 ②連風牌 連風牌刻子(または槓子
 (中略)
 七対子 7種類の対子からなるアガリ(ツモ・ロンにかかわらず25符2翻相当宇)

 (日本プロ麻雀協会競技規定より引用)

日本プロ麻雀連盟

二翻役

  • ダブルリーチ(注55)
  • トイトイ(対々和
  • (中略)
  • チートイツ  二十五符二翻で計算

 (日本プロ麻雀連盟公式HP競技ルールより引用)

RMU

ダブル立直◎
対々和
(中略)
七対子

(中略)

◎マークは門前に限る。 

 (RMU公式HPアガリに関する規定より引用)

 いやー、調べてみるもんですね。はっきりと面前役と規定しているのは最高位戦日本プロ麻雀とRMUの2団体。日本プロ麻雀協会日本プロ麻雀連盟は符計算に関して言及しているのみです。意外や意外の揺れ具合。それでは、みなさん大好きwikipediaのご高説も伺ってみましょう。

門前役

門前役(めんぜんやく)とは、門前清で和了したときにだけ成立する役のことである。門前役は決まっており、刻子役では四暗刻のみである。七対子国士無双など副露が不可能な役も門前役にあたるとされる。

以下に門前役の一覧を示す。

(中略)

二飜役[編集]

  • ダブル立直 副露が発生していないことがダブル立直をかけるための必須条件であるため。
  • 七対子 役の性質上、副露は不可能である。

 wikipedia「面前清」から引用)

 役の性質上、副露は不可能である。

 大事なことなのでもう一度書きます。

 役の性質上、副露は不可能である。

 まったくもって見識が足りないとしか言い様がありません。平成以前、昭和の麻雀の世界観です。対子をアタマとして副露することができないという歪んだ認識が生んだ悲劇です。安心して下さい。令和の麻雀ではこの一文は必ずや撤廃されることでしょう。

 アタマの誕生によって、七対子は面前役だという偏見は払拭されようとしています。慶祝の時代に相応しい出来事です。しかし、未だ不遇に喘ぐ役がこの狭い和了役の世界には存在しています。それは、ともすれば精強で狡知に長けたアタマヘッズであるみなさんも見落としているものかもしれませんアタマの先達として、私はこの素晴らしい役をみなさんに紹介したい!

 彼の名は四暗刻。平成の時代にもっとも和了られたとされる役満です。

 御無礼ツモりました

 

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 1アタマしてこのf:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainf:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainのシャンポン聴牌、出和了ると『トイトイ三暗刻』が確定しています。「えっ、これはもしや」と思われたみなさん、正解です。この形からもしf:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainをツモったとしたら?よーく見てくださいね。『手の内で暗刻が四つ』確定するのが分かりますか?「えええっ、これはもしや」と思われたみなさん、正解です。そうこれ、f:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainをツモると四暗刻なんです。

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 初見ならば、水原祐太でなくともびびり倒すこと間違いなし。これがアタマ麻雀の誇る三大ロマン役の内の一、「高目ツモり四暗刻です。

 この手役、世の四暗刻と比して超高速で聴牌を入れる事ができるのですが悲しいかな「安目でバンバン出和了ってしまう」という宿命を抱えています。それもそのはず、叩けたアタマはだいだい山生きが確定してしまうからですね。みなさん、是非狙ってみて下さい。これがアタマの浪漫というものです。

 

 それではみなさん、またお会いしましょう。ゴッツァンデス!

最後の一押し

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僕たちはいつだって決断を迫られている

 みなさん、今日も裸になっていますか?卓上のハッケヨイです。

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 見目も麗しい5アタマ、いわゆる『3センチ』の手牌。上家下家のf:id:AllNipponAtama:20190411131903p:plainを上手に捕らえて口が開いているのも良いですし、道中をケアしてf:id:AllNipponAtama:20190410144139p:plainが残っているあたりがなんとも乙です。もし先制でここまで行けたらもう笑いが止まりませんね。

 そうこうしているうちに、上家から打ち出されるf:id:AllNipponAtama:20190410144139p:plain高らかに「アタマッ!」としてはたと気付きます。本当にこれをアタマしていいのでしょうか?残りの2人がもうすでにハダカを聴牌していても?2件ハダカを相手にここから生牌のf:id:AllNipponAtama:20190411144232p:plainf:id:AllNipponAtama:20190410042012p:plainのどちらかを打ち出すのは、もしかすると最大級の暴牌なのでは?

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 「こんなレアケース考える必要があるの?」というのは素人考え。全員でハダカを目指していれば、10局に1局はこんなシチュエーションに出くわします。地獄の扉は、望む者も望まぬ者にも平等に開かれるのですから。たかが役満、されど役満。さて3人目の裸者は、最後の一牌にどれだけ押してもいいのでしょうか。

にぶいちおすし

 今日はこれだけ覚えていって下さい。「にぶいちおすし」。何の略かはすぐ判りますね。「二分一(にぶいち)は(お)押したら(す)すぐ(し)死ぬ」です。

 

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 三人アタマの終盤では、生牌が数種類に限定されるケースがままあります。ではここで、場に切れていない生牌がf:id:AllNipponAtama:20190411144232p:plainf:id:AllNipponAtama:20190410042012p:plainの2種類のみだったとしましょう。ここからf:id:AllNipponAtama:20190410144139p:plainをアタマして裸聴牌を取るのは東尋坊確定演出です。その理由を、順を追って考えてみましょう。

 まず、生牌のf:id:AllNipponAtama:20190410144139p:plainを切った裸者(仮にA)はほぼ確実にf:id:AllNipponAtama:20190411144232p:plainf:id:AllNipponAtama:20190410042012p:plainのどちらかで待っています。もしあなたかもう一人の裸者(仮にB)の現物を持っているなら、単純に枚数差でAがBに対して生牌のf:id:AllNipponAtama:20190410144139p:plainを押す必要が無いからです。

 次にBは、これはまだAか貴方の一枚切れ現物、いわゆるロックオン牌で待っている可能性があります。しかし、この後にf:id:AllNipponAtama:20190411144232p:plainf:id:AllNipponAtama:20190410042012p:plainいずれかの生牌を掴めばこれもほぼ確実に待ちをチェンジします。ロックオンはあくまで相手に掴ませた時に毀れることを期待したものであって、そのために放銃リスクを負うのはあまりにも愚かだからです。

 では、ここであなたの立場に立ち返りましょう。AとBの待ちの取り得る可能性は以下の6つのパターンに集約されます。

1.Aはf:id:AllNipponAtama:20190411144232p:plain待ち、Bはロックオン待ち

2.Aはf:id:AllNipponAtama:20190410042012p:plain待ち、Bはロックオン待ち

3.Aはf:id:AllNipponAtama:20190411144232p:plain待ち、Bはf:id:AllNipponAtama:20190410042012p:plain待ち

4.Aはf:id:AllNipponAtama:20190410042012p:plain待ち、Bはf:id:AllNipponAtama:20190411144232p:plainは待ち

5.AB共にf:id:AllNipponAtama:20190411144232p:plain待ち

6.AB共にf:id:AllNipponAtama:20190410042012p:plain待ち

 1もしくは2の時、あなたが果敢にアタマする事で得をするのはBです。指運次第であなたはAと同聴にも放銃にもなります。もし放銃ならばBはノーリスクで局回し、もし同聴ならばBはただ次に引いた生牌と待ち変えすればいいだけです。しかも、和了りやすい方(f:id:AllNipponAtama:20190411144232p:plain持ち持ちならばf:id:AllNipponAtama:20190410042012p:plainf:id:AllNipponAtama:20190410042012p:plain持ち持ちならばf:id:AllNipponAtama:20190411144232p:plain)の方が枚数は多いのですから圧倒的にBが有利です。

 3もしくは4の時、あなたは無謀にもアタマする事で確実な死を招きます。八角さんをオーバーソウルして牌を食べるくらいしか逃げ場はありません。

 5もしくは6の時、あなたは祈りながらアタマする事で同卓者に「期待度50%のスペシャルダブロン演出」をプレゼントします。もしここで同聴に取れたところで和了の可能性はきっかり1/3。ぶっささったらダブロン分の素点と祝儀を大献上です。傍目で見ているとめちゃくちゃ笑えます。

 「べらんめえ、ここでアタマしなくてこの後どうするってぇんでえ!」と無知な東京モンは江戸言葉でブチキレてきそうな所ですが、どうすればいいかはちょっと考えなくてもわかりますね。さっさとスルーして今通ったf:id:AllNipponAtama:20190410144139p:plainをそっと切って下さい。ただそれだけで、安全にハダカまで辿り着く道筋が約束されました。1~4そのいずれのパターンも、我慢して待っていれば最終的には5か6に辿り着きます。その時に、絶対にf:id:AllNipponAtama:20190411144232p:plainf:id:AllNipponAtama:20190410042012p:plainのどちらかは毀れるんです。その時こそ満を持して高らかにこう言いましょう、「アタマッ!」と。

 

おしくらまんじゅう、おされてなくな

 では最後に、年若くして真理の一端を掴んだ1人の青年の祈りをみなさんで見守りましょう。

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(twitterより引用)

ドッカーーーン!!!ホームラーン!!!

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(twitterより引用)

にぶいちおすし。f:id:AllNipponAtama:20190411165301p:plain選べんもんかね、しかし。

それではみなさん、またお会いしましょう。ゴッツァンデス!

 

『裸効率』という考え方

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私たちにできる、ほんの些細なたったひとつのこと

 みなさん、今日も裸になっていますか?卓上のハッケヨイです。

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  日々石ころ遊びに勤しむ中で、麻雀には決して抗うことのできない二つの運命があることを私たちは学びます。それは配牌とツモ。デジタルだオカルトだ何切るがどうだ正着はこれだ、といくらなまじかな知恵をつけようとも、卓を前にした私たちは所詮AMOSの掌の上で踊り狂うボノボのいとこに過ぎません。

 さて、ここで上図の配牌です。この神が与えた苦難の絵葉書に、無力な私たちはどう立ち向かえばいいでしょうか?天を仰ぎ、肩を落としうなだれるばかりでしょう。そして適当に不要牌を切り、そして祈るのです。次こそは好ツモが回ってくることを。これが、人の子に残された最後の領分ということでしょうか?

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 勇猛で懸命なアタマヘッズである私たちに、もう祈りは似合いませんね。アタマを志す人間は誰しもがprayerではなくplayerなのです。もう配牌を見て悲嘆にくれることはありません。新世代では、あらゆる十三枚の牌は光り輝く役満の六向聴なのです。ただ、その光は生れ落ちたままではまだ仄暗くか細い。32000を掴み取るには、私たちの手牌はまだまだ長すぎるから。だから私たちは、一牌一牌を懸命に、文字通り命を懸けて選び取りましょう。それが、運命に立ち向かう無力な人の子に与えられたたったひとつの方法なのです。きっとそれは、今までの麻雀もこれからの麻雀も変わりのないことでしょう。デジタルにオカルト、何切るに5ヘッドに食い延ばし。これは四面子一雀頭で構成されたたかが鳳凰(*)を御する術にすぎません。私たちは裸単騎七対子という七つ頭の龍和了するために、旧時代では類を見ないほどに力強い業を手にすることになります。それが『裸効率』という考え方です。

*古来、和了形は鳳凰の姿をなぞらえたものとされる。眉唾ものである。

 

単純裸効率

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 最初の牌図に戻りましょう。見れば見るほど創造性に富んだ、クリエイティビティを刺激するクソ配牌ですね。八種九牌でペンチャンターツカンチャンターツがそれぞれ1つきり。何を切っても局収支に大きな影響はないんじゃないか、と錯覚しそうになります。しかし、アタマの世界は優しく厳しいもの。単純裸効率を前提とした時にこの手の候補手は2つ。f:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainf:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainのいずれかのみが正着です。

 単純裸効率は、単純にアタマを可能な牌種と枚数を数え上げるだけで事足ります。ではここで、正着のf:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainf:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainとの差を比較してみましょう。

f:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plain:12種34枚

f:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plain:11種31枚

この時点ではたいした差には感じられないかもしれません。しかし、ここから2アタマをした時にもし今のままf:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainf:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainのトイツを残していたとしたらどうでしょうか?ここで仮にこの後にf:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainf:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainをアタマしたケースを考えてみます。

ⅰ.トイツをほぐさなかった場合 

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 アタマの受け入れは7種19枚。どちらかといえば道中への渡りを睨んだ打ち方と言えます。ここからさらに単独牌(アタマでは孤立牌という表現を使いません。全ての牌は常に孤立しているものだからです)をアタマすると5種13枚(その内3種は4アタマでの道中聴牌)まで減少します。

ⅱ.トイツをほぐした場合 

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 アタマの受け入れは9種26枚。この時点でアタマの受け入れはトイツを残した場合に比べて35%以上上昇していることが判ると思います。ここから更にアタマを叩いても7種21枚。総計108枚の牌の内の実に二割近くを叩けるのです。

 半端な数のトイツから道中を狙うことで裸への道のりがどんどんと狭まっていくことがここから判りますね。二兎を追う者は一兎をも得ず。裸の道はその名の通り、手の内の余計なトイツを脱ぎ捨てていく事からその歩みが始まるのです。

 

57億の孤独

 先ほど、単純裸効率の観点からは打f:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainもしくは打f:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainが正着と述べました。しかしながら私は、実戦的にもっとも実利のある選択は打f:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainだと考えています。「おいおいちょっと待てよデブ、言ってることが支離滅裂じゃねえか」とおっしゃりたいみなさん、お気持ちはわかりますが暫くご静聴下さい。ここで、牌の孤立度という概念について考えてみましょう。

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 アタマの世界では、面子手を放棄した時点で実質的に孤立牌、関連牌といった諸概念から解き放たれます。f:id:AllNipponAtama:20190410141917p:plainとあればこれは1面子ではなく、f:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainf:id:AllNipponAtama:20190410144034p:plainf:id:AllNipponAtama:20190410144139p:plainの3種の単独牌に過ぎません。しかし、この3種の牌には孤立度の優劣があります。孤立度とは、卓内に面前手組で進行するプレイヤーが存在すると仮定した場合の『アタマしやすさ』の事です。フラットな状態での孤立度は高い方から萬子の1・9>場風以外の風牌>場風牌三元牌>>>筒索子の端牌(1・9)>筒索子の2.8牌>それ以外の中張牌>赤牌>>筒索子の尖張牌(3・7)の順になります。孤立度は現在、定量化された指数ではありません。孤立度の分析はこれからのアタマを研究していく上で最も重要なファクターの内の1つでしょう。

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 ここで先程の何切るに戻りましょう。孤立度の観点から打f:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainを推奨する理由は2つあります。

①単純にf:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainの孤立度が低い

f:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainが他家にアタマされる事で、f:id:AllNipponAtama:20190410150357p:plain孤立度が上昇する

 そしてみな、裸になったの記事でも書きましたが、アタマの出足はとにかく「2人以上でアタマ和了を目指す」ことがハダカに到達する肝になります。その上で取り残された面前がこぼす牌を刈り取ることが急務となります。尖張牌のf:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainの枚数を減らすことでf:id:AllNipponAtama:20190410150357p:plainの孤立度(面前側から見た不要度)をアップさせ、全体として裸効率をアップさせることができるのです。

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 繰り返すようですが実質の受け入れは当然打f:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainが優位です(f:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainf:id:AllNipponAtama:20190410041533p:plainの比較はその孤立度から自明)。しかし、最初の2アタマまでは対子を持っていても大差にはなりません。目に見える枚数よりも目に見えない孤立度。これが令和の時代のアタマデジタルです。

 

 それではみなさん、またお会いしましょう。ゴッツァンデス!

 

 

そしてみな、裸になった

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本当のアタマ

 どうも、卓上のハッケヨイです。まずテスト記事を投稿させていただきます。

 みなさん、最近ハダカになっていますか?アタマというゲームを語る上で裸単騎七対子、いわゆる『ハダカ』の存在は決して無視できません。四倍満32000点という破格の素点と、それに上乗せされる役満祝儀。打ったことのある人も無い人も、大多数の方は「アタマはハダカになるゲーム」と認識しているのではないでしょうか。しかし、対照的に原点回帰する意見がでました。

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(いずれもtwitterより引用)

「本当のアタマはそういうものじゃないよ、麻雀の基本は面前だよ」、という“本当の麻雀”ならぬ“本当のアタマ”の発想です。私はこの一連の発言を受けて「東京モンはアタマを知らんのう」と反射的に応えてしまいました。しかしよくよく顧みれば、未来のアタマについての有意義な議論にもなりえる重要なテーマです。

 というわけで今回はこの視点についての考証を試みます。本当に面前手組は有効なのだろうか?ハダカ狙いとは本当にリスクが高いだけのただのロマン役なのだろうか?先ず、アタマの戦略に対する歴史的な経緯から振り返ってみましょう。

西家アタマは負けアタマ

 アタマの黎明期に出た格言の中に「西家アタマは負けアタマ」というものがあります。西家がアタマをすると親にツモ番が多く回るから結果的に親の先制立直を誘発するため子方にとってトータルで損になるよ、という実にシンプルな発想と実体験から生まれた言葉です。

 確かに、アタマの下家はよくツモ番が回ってきます。裸狙いをしているならば2アタマしていても対子被り無しで鳴ける牌は9種27枚。面前手に不要な么九牌が多めならば序盤で3アタマまではスムーズに展開します。この時親は南家に対して3巡のアドバンテージを持っていることになるのです。しかもムダツモの么九牌は西家がアタマで回収して貰えるわけですから更にツモは加速、加速、加速。当然のように仕上がる先制。『両面待ち』七対子が横行するこのゲームでは破格の強さを誇ります。何しろ大概の牌はアタマとして衆目に晒されていますから、何枚もの山残りを期待できる良質なターツを選び取ることは河の情報から手さぐりになるしかない三人面前に比べて容易なことなのです。圧倒的な和了率であることは想像に難くありませんね。

 まあしかしアタマ側からすれば、その頃には西家も4アタマは叩けているだろうから道中(*)ならば当然聴牌、勇気を奮えばハダカにだってなれるはずです。先制を打った親面前と仕上がった西家アタマ。傍観者と化した南家だけがただ苦境に立たされることになるのが常だなあという肌感覚。

 古い格言を持ち出しましたが、そんなシチュエーションは今では滅多にお目にかからなくなりました。それは一体なぜでしょうか?それでは次に、簡単なモデルを使って「アタマvs面前」の構図についてを考えてみましょう。

 *道中七対子の略。鳴き七対子の総称。

1人アタマと2人アタマ

 対局者は全員「全てハダカに辿り着くまでアタマし続ける」アタマプレイヤーと、「どんな手が来てもアタマせずに手を仕上げる」面前プレイヤー(仕掛けも当然含めるが、便宜上こう呼ぶことにする)のどちらかの立場を選択するものとします。

ⅰ.1人アタマの場合

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1人アタマの場合。プレイヤーはアタマ、面前(上家)面前(下家)に分かれます。この場合の上、下はアタマのプレイヤーから見てのものです。この3人の1時間当たりの期待収支ポイントを以下に図示します。

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(試算にあたってのルールはアタマの聖地スクイズに準拠)
 面前が二人のため展開は長引きます。1時間あたりのゲーム数はおおよそ3ゲーム弱。ハダカが和了できた時点で約+10pとなるので、アタマ側は4Gに一度ハダカを和了できればラスを引いた際のオカウマ-2.5pをほぼペイできる計算ですが面前の速度に対して苦境。面前同士の勝負は常にアタマの下家の圧倒的優位です。

ⅱ.2人アタマの場合

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次に2人アタマの場合。プレイヤーは面前、アタマ(上家)アタマ(下家)に分かれます。繰り返すようですがこの場合の上、下は面前のプレイヤーから見てのものです。この3人の1時間当たりの期待収支ポイントを以下に図示します。

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(試算にあたってのルールはアタマの聖地スクイズに準拠)
 アタマが二人のため超高速の展開が繰り広げられます。1時間あたりのゲーム数はおよそ5ゲーム強。ほぼ全てのゲームでハダカが発生し、より多くのハダカを決めたプレイヤーが勝ちます。ハダカになって物理で殴る。この場合も面前の么九牌を多くアタマできる下家にアドバンテージがあります。面前プレイヤーは手牌が長いので放銃は常に回避できるものの、役満の祝儀被りを避けることはできず祝儀のみでおおよそ15~20pを失うことになります。とてもではないがやっていられたものではありません。

 このモデル解説を見て「いやあ、こんなの空論でしょ」と思ったアナタ!するどい!そもそもアタマのポテンシャルはこんなものではありません。常に無理ハダカをしていればそりゃあ負けも込みますが本当は道中という強い武器がある!たかだか曲げるしか能の無い面前に負ける謂れはないのです!捌いて短くしてハダカになって物理で殴る!至高!

 すいません、少し興奮しました。話を戻しますと実戦のイメージでは基本的にはモデル通りの収支に落ち着くはずです。1人アタマの時は「面前を突破して如何にハダカがキマるか」によって大きくブレは出るでしょうが、まあだいたいじりじりと負けていくことになります。アタマ慣れしていない人間の無理アタマは進行速度に難がありますから、打ち慣れた面前2人に完封される姿も瞼に浮かびます。というわけで本稿にあがった“本当のアタマ”の内容は、この1人アタマのシチュエーションに関しては的を得ているといえるでしょう。しかしそれでもまだ私は胸を張ってこう主張できます。「東京モンはアタマを知らんのう」、と。

この世はこのナプキンのように動いている

 ここまで話を進めれば、聡明で果敢なアタマヘッズである皆様にはもうお分かりの事かと思うが今しばらくお付き合い戴きたい。先程の2枚の表をさっと見比べてみて欲しいのです。結局この2パターンの戦略の差異というものは「最初にアタマをした人間の上家がアタマに手を染めたかどうか」に過ぎない事がわかるでしょう。

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 A及びBがアタマ及び面前に戦略を固定した時、Cのプレイヤーが取り得る戦略と得られる利得を以下の図に示します。

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 ハダカになった子一等賞。これはもうポーカーのGTOなんて比べるべくもないゲーム理論の初歩の初歩の初歩の理屈ですね。これでアタマをしない人間は、きっと前世は侍だったのでしょう。下家がアタマを始めたらすかさずアタマ。取り残された面前と「両面で刺し殺されるかハダカで叩き殺すか」の血で血を洗う殺戮闘争の始まりです。 

 しかし、ちょっと待って下さい。取り残されたBはそのまま悠々と面前を続けるでしょうか?そんな訳はありませんね。ぼーっとしていたらだいたいどちらかのハダカが始まって土俵の外に押し出されてゲームオーバー。よっぽど配牌で横に出来上がっていない限り彼の取り得る選択肢はひとつ。そう、「一緒にアタマ競争をしてハダカの付き合いをする」しかないのです。

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 「この世はこのナプキンのように動いている」これは、名著SBRスティール・ボール・ラン)に登場するハニー・ヴァレンタイン大統領の言葉です。誰かが最初にアタマをすれば、全員がアタマをせざるを得ない。これこそが“本当のアタマ”なのです。

アタマは、ハダカに始まりハダカに終わる

 最後に、年若くして真理の一端を掴んだ1人の青年の言葉を借りたいと思います。

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twitterより引用)

アタマ!オッペケペ~!

 

それではみなさん、またお会いしましょう。ゴッツァンデス!