敗北の味はいつだって熱くて苦い
みなさん、今日も裸になっていますか?卓上のハッケヨイです。
画像を探していてたまたま見つけました。どうやら四人打ちのようですが、たぶんこれは漫画誌上最古の5センチ図だと思います。令和を翔けるアタマヘッズのみなさんならこれ、打の一手ですね。ここから道中を意識するのはあまりにも心が弱いと思いませんか?しかしそれでも、とりあえずのシャンテンを取ってしまう気持ち、よくわかります。上手のアタマ猛者にボコボコにされている時なんて特に。
このGW、日本各地で様々なアタマセットが開催されました。アタマ元年に相応しい慶事であると厚く御礼申し上げます。
(いずれもtwitterより引用)
しかし、光があれば影がある。喜びがあれば悲しみがある。勝ちアタマがあれば負けアタマがある。名人に名手なし、しかしアタマに物の上手あり。アタマ猛者の最たる条件は「ちっともハダカに振らないこと」です。考えてみればこれは当然で、終盤にもつれこめば初牌はほんの2、3種類しか残っていませんから守備を意識していれば5センチからでもベタオリができる。それがアタマというものです。上手にボコボコにやられた負け犬アタマのみなさんはこう思うでしょう。「このアタマ野郎に何とか一泡吹かせられないものか」と。ここに朗報です。スカした顏をしたあのライバルから直撃を取ることができる方法が確かにあります。今回はGW特別企画、最強の裸単騎をみなさんにお伝えしようと思います。
勝つために越えなければならない渓谷
「何でこの人聴牌取ってんねん。それ和了ってどないなんねん」みなさんの心の中の関西人がそうツッコンでいるかもしれません。ぐっと堪えて下さい。もう、みんな3センチなんです。2種3牌いずれも生牌。誰にも危険牌を打ちたくはないのです。人間には時として、泣きたくなるくらい情けない時が必ずある。人生の11時台は、どんな人にも訪れる。キンコンの西野がそう言っていました。間違いありません。
艱難辛苦と恥辱の聴牌の前に、3センチの上家からポロリとが零れ落ちます。あなたはきっとその時、心の底から安堵します。やっと、やっとここでこの一局が終わる。これでいましばらくは役満の足音に怯えずに済む。思わず口から飛び出しそうになる「ロン」の声。しかしね、そこを呑みこむんです。本番はここからです。
あなたが口にすべき言葉は「ロン」ではありません。明日を省みる事のない無頼のアタマヘッズであるみなさんにはもうお分かりですね。勇気を持って声を出しましょう。高らかに。そして鮮やかに。腹に力を入れて。
「アアアアタマァ!」
必殺の偶機金縛り待ち
ここで本題、アタマの世界でハダカの競り合いに猛威を振るう必殺技「偶機金縛り待ち」の紹介です。あなたは今、をぶち押しました。残る相手は3センチ3センチ。残り少ない初牌であるは問答無用でアタマされます。そしてアタマ者からまたもや打ち出される初牌で、おそらくもう一人も聴牌することでしょう。全員がハダカ、いわゆる羅刹の領域ですが構うことはありません。あなたは今まで怯えに怯えたお蔭で、とんでもないアドバンテージを手に入れたのです。
順を追って考えてみましょう。
ⅰ.先にハダカになったあなたに、ロックオン牌を残して生牌を打つことは不可能。
ⅱ.よって2人の相手は、おそらくは『残った数少ない生牌』で待ち取りをしている。
ⅲ.何を引いても、2人には待ちを変える余裕がない。
ⅳ.あなたは、もうほぼ振る事のないからいつでも待ち変えができる。
ⅴ.あなたが引いてくる牌は、ほぼ2枚切れの牌である。(枚数構成から明らか)
ⅵ.誰も生牌を打って偶然の2枚切れ待ちを止める事はできない。
ご理解戴けたでしょうか?競りに競っている局面であなたが次に引いてくる2枚切れの誰かの現物。一旦はそれで待ってしまえばもう誰にも止めようがないのです。びびりにびびった故の瓢箪から駒。これが「偶機金縛り待ち」です。
信じるか信じないかは、貴方次第。「このハダカ単騎には魔法がかけてある」。憎っくき浦部にその一言、かましてみたくはありませんか?
コウイチTVは面白い、これはガチ
では最後に、東京から意気揚々とやってきた1人の若者の鼻持ちならない一言でしめくくりましょう。
(twitterより引用)
次は倒す。これは絶対だ。
それではみなさん、またお会いしましょう。ゴッツァンデス!